2025.06.02
Event(report)
(2025.6.2)第30回定例研究会:川端奈津子様「自閉スペクトラム症者の職場定着における効果的支援モデル(試行版)の有効性」を開催しました。
6月2日(月)19:00~21:00、第30回定例研究会が開催されました。
報告者は川端奈津子様(静岡産業大学)でテーマは「自閉スペクトラム症者の職場定着における効果的支援モデル(試行版)の有効性」でした。
今回の研究会では、川端様が取り組まれている自閉スペクトラム症者(ASD)の職場定着に関する研究についてご報告いただきました。川端様によると、近年、障害者の雇用率は増加傾向にあり、今後もその傾向が続くと見込まれています。しかしその一方で、精神障害(発達障害を含む)のある方々に対する職場定着支援は、十分な効果を上げられていないのが現状とのことです。川端様はそのような背景から上記のテーマについて研究しておられ、今回は「効果モデル(試行版)」として整理したプログラム理論及び効果的援助要素(=フィデリティ尺度の項目)の実施度とアウトカムとの関連を検証するために実施した量的調査(第7ステップ)の結果と、今後予定している広域的試行評価調査(同第8ステップ)の実施計画をご報告いただきました。
指定発言者として当法人の研究員の藤本優氏と大原さやか氏から、プログラムの実施主体、調査対象の選定基準、相関分析の結果、ユニバーサル就労との比較、今後の課題などに関する質問があがりました。また、参加者のみなさまからも様々なご質問をいただき、活発な議論が展開されました。
貴重な研究内容についてご報告いただきました川端様、指定発言の藤本様、大原様、そしてご参加いただき活発なご意見をいただきました皆さま、誠にありがとうございました。
文責:入江名未(PBEE研究・研修センター事務局)
