プログラム評価ハンドブック輪読会2023(第5回)『第5章:プログラムの設計・開発段階の評価~ニーズ評価・セオリー評価の方法~』を開催しました。
2023年9月16日に「プログラム評価ハンドブック輪読会」の第5回が開催されました。第5回のテーマは「第5章:プログラムの設計・開発段階の評価~ニーズ評価・セオリー評価の方法~」の部分で、報告者は大原でした。本章では、ニーズ評価とセオリー評価についての解説がなされました。
まず、ニーズ評価においてはターゲット集団の設定やどのような背景や要因があるかを探ることが重要視されていました。そのために、プログラムスコープを設計し、そこに自分の実践を詳述する試みがなされます。私も現在の仕事である国家試験対策講座を詳述してみました。
次に、セオリー評価においては演繹的アプローチと帰納的アプローチを用いてロジックモデルを描いていくことが説明されていました。PDCAサイクルにおいて、評価はあくまでもCの部分であるCheckなのか、それともPDCA全てなのかという議論がなされました。評価が果たす機能がCheckのみだとすれば、それはすでにあるロジックモデルの妥当性(もっともらしさ)を確かめるという観点から演繹的アプローチが中心になるはずであるという意見と、評価はCheckのみではなく、PDCA全体をカバーするものであり、そうであれば様々なデータからロジックモデルをつくり上げていく帰納的アプローチも評価活動に含まれるはずだという意見がありました。また、エビデンスに基づいたロジックモデルづくりが重要で、そのためにはターゲット集団をきちんと捉えたうえで、既存の知見を活用することなどが議論されました。最後にロジックモデルづくりに必要なワークショップにおけるファシリテーターの重要性などもコメントをいただきました。
今回、プログラムスコープを実際作成してみて、現場のトライ&エラーを繰り返して、評価として固めていくことの重要性を理解できました。現場でも評価文化を根付かせることは、とても重要だと思います。ありがとうございました。
次回輪読会は2023年10月28日(土)18時から、テーマは「第6章:プログラムの形成・改善段階の評価~プロセス評価とアウトカム・インパクト評価の方法~」を予定しています。また、皆様と一緒に学べることを楽しみにしております!
★「プログラム評価ハンドブック輪読会2023」について、ご関心のある方はどの時期からでもご参加いただくことが可能ですので、是非ご参加ください。その際には、こちらのPeatixサイトから参加のお申込みをお願いします。
賛同会員の皆様には輪読会の動画配信サービスも行いますので、宜しければこちらから賛同会員にお申込みいただき、本輪読会には「賛同会員」として参加していただけましたら幸いです。
(文責:PBEE研究・研修センター事務局担当 大原さやか)

