PBEE評価セミナー2023 社会課題解決のための「プログラム開発・評価」の方法(第3回)を開催しました。
2023年9月9日(土)18時より「PBEE評価セミナー2023 社会課題解決のための「プログラム開発・評価」の方法:「CD-TEP法」の実際を学ぶ(第3回)CD-TEP法を用いた「効果モデル」の形成・改善」を開催しました。
落合先生の司会進行のもと、まずは大島先生から総論をご報告していただきました。とりわけ、5アイテムのうち、プロセス理論、効果的援助要素、フィデリティ尺度の部分を強調してご説明いただきました。
次に、新藤先生よりCD-TEP法を用いたプログラムの形成・改善として、生活困窮者自立支援制度における就労支援分野の効果モデル形成・改善を説明していただきました。このプログラムで作成されたロジックモデルは、目的に対する手段として最終アウトカムから中間アウトカム、中間アウトカムから直接アウトカム、直接アウトカムから活動というように作成されていることの説明がなされました。また、活動から効果的援助要素を作成し、それらがどのくらい達成されるかで、フィデリティ尺度の得点が高く設定されることの説明がなされました。CD-TEP法の第7~第10ステップとして、形成されたロジックモデルと効果的援助要素及びフィデリティ尺度を用いて、全国試行調査(アンケート調査)や介入調査で前後比較を行うことで、モデルに即した実践がなされていくことを確認していました。
質問項目として、①介入調査の期間がどのくらいが好ましいか、②GP(Good Practice)事業所の選出方法、③ロジックモデルに対してインパクト理論、サービス利用計画、組織計画との関係性、④生活困窮者の対象者別に支援方法が異なるか、⑤制度枠内で支援を行うことは窮屈か、⑥職場環境に不満がある場合は?などが挙がりました。これらの質問に対して、新藤先生が的確に応答してくださいました。アンケート結果より、ロジックモデルについての詳細な説明があってよくわかったということ、効果的援助要素とアウトカムの相関について、疑似相関の可能性もあり得るがこうした分析結果の読み取りについて、次の機会にでも補足の説明を聞きたい、などのコメントをいただきました。
本セミナーは、次回より具体的に演習が開始されます。まずは、プログラムスコープを作成し、現場実践を可視化していく取組を行います。定員20名ですが、2023年9月13日時点ではまだ若干名の方にお申込み頂けます。関心のある方はこちらからお申込みください。
私も現在行っている国家試験対策講座のプログラムスコープを作成してみようと思いました。実践に引き付けると、より理解が深まると思います。司会担当の落合先生、総論担当の大島先生、各論担当の新藤先生、ありがとうございました。
(文責:PBEE研究・研修センター事務局担当 大原さやか)


