Peatix
2022.10.25 Event(report)

『実践家参画型エンパワメント評価の理論と方法:CD-TEP法輪読会第4回(第6章:CD-TEP改善ステップ:実践家参画型の評価活動をサポートするガイドライン』を開催いたしました!

2022年10月22日(土)18時~、「実践家参画型エンパワメント評価の理論と方法:CD-TEP法輪読会」の第4回を開催致しました。第4回は「第6章:CD-TEP改善ステップ:実践家参画型の評価活動をサポートするガイドライン」をテーマとして取り上げ、報告担当者の梅本氏による報告といくつかのご質問にもとづくディスカッションを行いました。
梅本さんは社会福祉協議会にお勤めということで、実践家のお立場で本輪読会の報告者をご担当いただきました。
なお、当日は15名の皆様にリアルタイムでのご参加をいただきました。お忙しいなか、ご報告いただいた梅本さん、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

ディスカッションでは、本日のテーマである 「CD-TEP改善ステップ(12ステップ)」の枠組みについて理解を深めるとともに、こうしたプログラム評価・開発改善の取組みを実践していく人たち(評価ファシリテーターや実践家評価担当者)とはどのような人たちなのか、CD-TEP法や効果モデル等について実践家の十分な理解を得るためにどのようなことに留意すべきか、など様々なことを議論しました。

なかでも、報告者の梅本さんから頂いた「評価活動への参画者が民主的で対等な立場となるために留意すべきこととは何か」というご質問に対して、「エビデンス(評価情報)をもって議論をすること。エビデンス(評価情報)があることで発言力の強い実践家の意見に染まってしまうことを防ぎ、例え新人の実践家であっても発言しやすい環境をつくることができるようになる」というやり取りがあったことが印象的でした。CD-TEP改善ステップ(12ステップ)のなかでも明確に、そうした情報をつくり、実践家参画型ワークショップで提示し議論するということを位置付けており、本日のテーマに沿った重要なやり取りだったのではないかと思います。

また、参加者のお一人から「CD-TEP法は実践家参画型(参加型評価やエンパワメント評価)に重きを置いた方法であるが、EBP(Evidence-Based Practices)をつくっていく方法としてそれが最適な方法といえるのか、参加型という文脈のなかでエビデンスではなく現場の感覚のようなものが入り込んでしまうということが危惧されないか」という投げかけがあり、これに対して「例えば、NAMI(米国精神障害者家族連合会)では評価文化が家族レベルでも浸透していて、こうした取組みからは当事者や実践家が(自らの取組みに対する)エビデンスを持つことによってエンパワーされることが証明されている。なかなか解決されない深刻な状況の解決のためには研究者も実践家も協働しなければならない」「現行の因習など、エビデンスやデータに基づかない議論は避けるべき。一方で、科学的エビデンスを現場に提示してもそれを受け入れてもらえないこともあり、高度な専門知(エビデンス)を現場に使ってもらうためにも参加型で実施する必要がある」といったやり取りがありました。

こうした論点は、本輪読会を通して継続的に議論していくべき重要なものであり、皆様との継続的な議論を通して、私自身も理解を深めていきたいと思っています。本日ご参加頂いた皆様、積極的に、そして熱心にご参加頂きまして本当にありがとうございました。賛同会員として動画をご視聴頂いている皆様も本当にありがとうございます!
次回輪読会は2022年11月5日(土)18時から、テーマは「第7章:評価計画の設定」を予定しております。また、皆様と一緒に学べることを楽しみにしております!

★「実践家参画型エンパワメント評価の理論と方法:CD-TEP法輪読会」について、ご関心のある方はどの時期からでもご参加いただくことが可能ですので、是非ご参加ください。その際には、こちらのPeatixサイトから参加のお申込みをお願いします。
賛同会員の皆様には輪読会の動画配信サービスも行いますので、宜しければこちらから賛同会員にお申込みいただき、本輪読会には「賛同会員」として参加していただけましたら幸いです。

文責:新藤健太(PBEE研究・研修センター・業務執行理事)

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