(2025.8.21)第33回定例研回:今田克司様「発展的評価(DE)を実装するとは?」を開催しました。
8月21日(木)19:00~21:00、第33回定例研究会が開催されました。
報告者は今田克司様(PBEE研究・研修センター評議員、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役)でテーマは「発展的評価(DE)を実装するとは?〜《実践家当事者参画型エンパワメント評価(PBEE)》に期待すること~」でした。19名のさまざまな領域・立場の皆様にご参加いただき、活発な議論が交わされました。
今回の研究会では、今日評価学領域で注目されている発展的評価(DE=Development Evaluation)について、その概要とPBEEやCD-TEP法との関係性についてお話しいただきました。今田様によれば、DE には「事業目的や実施プロセスに流動性や創発性が見られる事業に対し、評価者が伴走者として介在し、リアルタイムやそれに近いフィードバックを提供して事業責任者の意思決定を支援していく」という特徴があるとのことです。DE評価者の視点から、単線・還元的な「伝統的評価」と比較しながらDEの概要をご説明いただき、議論の糸口を提示いただきました。
指定発言者として、新藤健太氏(PBEE研究・研修センター業務執行理事、事務局長、日本社会事業大学准教授)から、DE評価者として評価をする場合にも何らかの評価手法を備える必要性や、単線・還元的な「伝統的評価」と呼ばれる評価の特性、さらに長期に渡って存在する社会課題を解決するうえでの意義についてコメントが寄せられました。その上で、PBEE・CD-TEP法の視点から見たDEとの間にある共通点や相違点、関係性等についてもお話しいただきました。
質疑応答では、DEの世界観を活用した評価の経験談や、DEの考え方そのものについて多様な意見・質問が寄せられ、大変白熱した議論となりました。特に、DEが特定の手法ではなくOS(オペレーティングシステム)であり、プログラム評価は手法(アプリケーション)としてその上に搭載可能であるという整理であれば分かりやすいとの声もありました。
貴重なご報告いただきました今田様、指定発言の新藤氏そしてご参加いただき活発なご質問とご意見をいただきました皆様、誠にありがとうございました。
文責:入江名未(PBEE研究・研修センター事務局)


