Peatix
2024.04.28 Event(report)

『プログラム評価の理論と方法輪読会2024(第1回)(第1章:プログラム評価の概要)』を開催いたしました!

2024年4月20日(土)18時~、「プログラム評価の理論と方法2024」の第1回を開催いたしました。私たちがまだ任意団体だった頃から数えて4回目の輪読会です。とうとう満を持してロッシらのテキストをとりあげています。
第1回は「第1章:プログラム評価の概要」をテーマとして取り上げ、報告者の大山氏による報告といくつかの質問にもとづくディスカッションを行いました。

今回取り上げた「第1章:プログラム評価の概要」は「そもそもプログラム評価とは何か」や「評価の歴史について」、「評価研究の実際」、「誰が評価を行うべきか」などについて書かれています。私が特に印象的だったのは「プログラム評価は個別支援をどう捉えているのか」という質問に対してのディスカッションでした。あくまで、プログラム評価はプログラムの平均効果を明らかにしてその価値を判断するものであり、「すべての人に有効だ」ということはできないという論点や、「有効な介入を見つけるだけではなく、有効ではない、あるいは害すらある介入を見つけることも重要な役割」という意見に大変多くのことを学ばせていただきました。

事後アンケートをとおして、ご参加頂いた方からも次のようなコメントを頂いています。

  • 本日はありがとうございました!テキストを購入し本棚に飾ったままでした。この度の輪読会をきっかけに読み始めることが出来ました。難しい本ですが、読み切る勇気が湧いてきています。評価の手法も実務ではなかなか使いきれていませんが、同時にチャレンジするきっかけとしたいと思います。
  • 実践を重ねる中で歯痒さがあり、今回始めて参加しました。プログラム評価に関する基礎知識や理解がない状態でしたので(インプットやアウトカムといった用語の意味さえも)、ついていくのが大変でしたがプログラム評価への関心が今回の輪読会参加で高まりました。5月に配信予定の入門セミナーも視聴し理解を深めたいと思います。
  • 昨年度、大学院で学んだ知識で参加させて頂きましたが、全体像が見えない中の初めての輪読で、勉強不足を痛感しました。大山さんの発言がとてもわかりやすく、疑問や腑に落ちないことなど、少しずつ疑問が解き明かされていくようでした。参加者の皆さんの意見もとても勉強になりました。オンデマンドでもう一度復習しようと思います。
  • 私はプログラム理論は初学の段階ですので、みなさまのやりとりをきくことで視野や考えが拡がりとてもありがたかったです。また、別の輪読会で、一人ひと段落順番に読み上げる形式のときは読むだけで時間いっぱいになりましたが、今回は事前に各自でその人なりの読み方で読んだうえでの参加、すでに学びを進めている方からのレポートと節ごとの議論で、とても有意義で区切り方もちょうどよかったです。

2024年度輪読会の初回ということで、特に重要な回でした。ご報告いただいた大山さん、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。私もご参加いただいた皆様との議論で理解を深めることができ、大変有意義な時間になりました!
次回輪読会は2024年5月18日(土)18時から、テーマは「第2章:プログラム評価をあつらえる」を予定しています。また、皆様と一緒に学べることを楽しみにしております!

★「プログラム評価の理論と方法輪読会2024」について、ご関心のある方はどの時期からでもご参加いただくことが可能ですので、是非ご参加ください!その際はこちらのPeatixサイトから参加のお申込みをお願いします。
賛同会員の皆様には輪読会の動画配信サービスも行いますので、宜しければこちらから賛同会員にお申込みいただき、本輪読会には「賛同会員」として参加していただけましたら幸いです。

文責:新藤健太(PBEE研究・研修センター・業務執行理事)

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